【ゼロ】小さな成功体験を積み上げる【イチ】

皆さんこんにちは、まっつんです。本日紹介する本はこちら!

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」 堀江貴文

本日紹介する本は堀江氏がライブドア事件の刑期を終える直前に出版された本です。

みなさんは堀江氏に対してどのようなイメージを持っていますでしょうか?

私が中学生くらいのときに、彼は近鉄バッファローの買収に名乗りを上げたり、ニッポン放送の筆頭株主になったと思ったら衆議院選挙に出馬し始めたり・・・。私が当時思っていた堀江氏のイメージは今までの常識に囚われず、日本に革命を起こす、そんなイメージでした。

そんな中いわゆるライブドア事件が起き、なんだかよくわからないけれどお金のために悪いことしてたんだなあと残念がっていたことを覚えています。

時は経ち、ここ数年彼のユーチューブに上がっている動画等を見ていると、逮捕直後にイメージしていたお金の人とは違うなと思うようになりました。

鋭いことをズバズバ言う姿は昔から変わりませんが、庶民的な感覚も持ち合わせており、人生や生活に困っている人に対して非常に真摯に向き合って手を差し伸べているように感じました。もちろん本当に救うというよりは、情報やきっかけを発信し続けて、後はあなた次第、というスタンスですが。

こんな風に気になっていたところ、この「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」は堀江氏の過去についても赤裸々に語られていてイメージが変わる本だと聴き、早速読んでみました。どんな家庭環境で育ち、何に喜びを覚えたか、仕事に対する価値観などについて語られています

それでは中身を紹介します。

要点は3つです。

勉強は大人を説得するためのツール

・このままでは一生「このまま」
 
・やりがいのある仕事

 

勉強は大人を説得するためのツール

みなさんは子供のころに、どうして勉強するんだろう?と思ったことありませんか?

もしかしたら今も思っているかもしれませんね。ちなみに私は勉強することが特別苦でもなく、教科書に書かれていることを理解して知識を増やしていくことが楽しかったため、そこまで疑問に思ったことはありません。

本書において勉強は「大人を説得するためのツール」だと語られています。どういうことでしょうか。

堀江氏の母は他人の意見を聞かず、独断で物事を決めるような方だったようです。それは家族、息子に対しても変わらず、小学生だった堀江氏になんの相談もなく柔道教室へ申し込み、いきなり週3日柔道教室に通うことになったそうです。

そのほか郵便局のアルバイトなども勝手に決められ、小学生ながら「どうして自分のやりたいことを自分で決められないのか」と感じていました。そんな親を説得する、自分の求めるものを得るためのツールが勉強だというのです。

 

あなたの居場所はここじゃない

また小学校での堀江氏は、当時から周りの子よりも勉強ができ浮いた存在でした。そんな中、星野先生という理解者が現れ勉強ができる彼に対し「あなたの居場所はここじゃない」と諭してくれました。田舎の町で育った堀江氏はもっと外の世界に刺激を求め、塾にも通い久留米大学附属中学校に入学しました。

わざわざお金のかかる塾や、私立の中高一貫校に通わせてくれたのも、「勉強」という建前があるから。(と同時に、勉強を理由に柔道からも解放された。)

 

東大受験

付属中学に入学したものの、パソコンに夢中になったりビリヤードに明け暮れたりと勉強はあまりしてこなかった。そんな彼が変わらず持ち続けていた目標は、「ここ」から抜け出すこと。九州なのか福岡なのか堀江家なのか、はっきりとしないけれど、とにかく抜け出したい。

行くなら東京。私立は金銭面で無理。田舎に住む親でも知っていて上京を認めてくれるような国立、東京大学。これしかない。彼は今の環境から抜け出し、自由を手に入れるために勉強し東大に現役合格した。

無駄に終わる知識はあるかもしれないが、周囲の大人を説得し、自分で自分の道を切り開く最強のツールは、勉強なのだ。

 

のままでは一生「このまま」

東大に幻滅

上京したものの、すぐに東大に幻滅する。それは寮の先輩の現実を目の当たりにしたから。

先輩はポスドクで最先端の技術を扱っていたのに関わらず、国から研究費をほとんどもらえず劣悪な環境で研究していたそうです。そんなアカデミックの現状に失望し、麻雀に明け暮れ、生活のために塾講師をしていました。

このままではギャンブルに明け暮れ、大学を中退し、手近に稼げる塾講師を続け、気が付けば40歳になって・・・。今の自分を俯瞰して見たときに、堀江氏はこのままではいけない!このままでは一生「このまま」になってしまう!と痛感し、行動に移します。

そこからは怒涛の勢いで、再びプログラミングを学び、会社を設立し世間の注目を浴びるようになっていきます。

 

小さな成功体験を積んでいく

みなさんは何か新しいことを始めようかと思った時に、失敗したらどうしようとできない理由を考えていませんか?人は今と変わらないことを決心している、とアドラーは述べているほどです。

>>嫌われる勇気のまとめ記事

しかし、できない理由ばかり考えていると「一生このまま」です。できる理由、もしくは自分にはできるというポジティブな考えが重要になってきます。

そもそも新しいことを始めるときはだれしもゼロからのスタートです。そこにイチを足していく、小さな成功体験を地道に積んでいくしかありません。

あなた自身が歩むことでしか経験は得られません。あらゆるチャンスに飛びつくノリの良さ、そこから得られる経験によって自分に自信がついてくる。人の一生は小さな選択の積み重ねで成り立っていると、本書では述べられています。

やりがいのある仕事とは

 

みなさんはやりがいのある仕事をしていますか?

やりがいのある仕事に就けていない、そんなものはない、どこにあるんだろう・・・と思うかもしれません。堀江氏はこのような考え方を否定しており、やりがいのある仕事は「自分でつくるもの」だと述べています。

彼は服役中、懲罰としての仕事として、無地の紙袋をひたすら折っていくという仕事を与えられました。初めは一日50個というノルマさえ達成できなかったものの、教えられた折り方に無駄はないか、効率的に折れないかと創意工夫することで3日目には79個もの紙袋を折ることが出来たそうです。

このように仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り返す能動的なプロセスの中で、「与えられた仕事」は「作り出す仕事」に変わっていく

そうした自分でルールをつくっていき、没頭できれば仕事が楽しくなってくる。人生で最も多くの時間を割くことの一つである仕事が、苦痛で我慢するようなモノではあってはいけません。我慢の時間にするのはどう考えても間違っています。

できる理由を考えていけば、やりがいことはたくさんあるし、仕事も楽しくなっていく。

 

まとめ

以上をまとめます。

勉強は大人を説得するためのツール
  勉強を建前にすれば子供もやりたいことができる

・このままでは一生「このまま」
  何もやらなかったら、新しい一歩を踏み出さないと自分の人生を変えられない

・やりがいのある仕事
  与えられた仕事でも自分で創意工夫すれば楽しくできる

 

以上、「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」の紹介・要約でした。

堀江氏の人生観が書かれたような本でしたが、アドラー心理学や7つの習慣に通じるところもあり面白く読めました。それに非常に読みやすい文章です。おすすめ。