みなさんこんにちは、まっつんです。
本日は先日(2020年9月6日)に受験したQC検定2級についての所感です。
QC検定2級の攻略法に関する記事も出しているので、そちらもご覧ください。
ちなみに私の試験結果はこのようになっています。
手法問題38/48=79%
実践問題40/48=83%
総合 78/96=81%
マークミスがなければ合格しています。合格することが目標でしたので目標達成です。
勉強に使用した参考書・過去問はこちらです。
・過去問題で学ぶQC検定2級 2020年版
難易度

さて第23回~28回の過去問と比べて第30回の試験は「難化」していました。とくに実践問題は過去一番難しかったのではないでしょうか。
まず問題文がかなり長いです。さらにちゃんと知識を持っていないと自信をもって正答できない問題が多数ありました。
私は普段の過去問演習では手法問題40分、実践問題20分で解いていました。しかし本試験では手法問題50分、実践問題35分かかっています。
マークを塗りつぶすのに時間がかかったとはいえ、明らかに解答までの道のりが困難でした。ちなみに実践⇒手法の順番でいつも解いています。
大問1 やや難
(2)は難しかったですね。分布の形状と平均値、中央値(、最頻値)の関係性の理解度。定量化できないような分布のため判断が難しく、間違えました。
(5)問題をちゃんと読めば大丈夫ですが、慌てていると標準偏差を選んでしまうかもしれません。
大問2 普通
(8)計量値と計数値の理解、つまり連続と離散の概念を理解していれば正答できます。
(12)、(13)どちらもグラフの軸をみれば正答できます。
大問3 やや難
(14)覚えていないと正答できません。
(16)、(17)必ずではありませんが、信頼区間も一緒に問題になっていたらだいたい帰無仮説は棄却されます。
(18)、(19)前回の攻略記事では触れませんでしたが、こういう問題も知らなくても解けます。なぜなら計算式と、それに対応する答えが一つしかないからです。
(18)の計算式をすべて計算すると、(19)の選択肢と一致するのは一組しかありません。また計算するときにnA=nBであることを考慮して、pA(1-pA)+pB(1-pB)を先に計算すると楽です。
このような一工夫ができれば、時間を節約することができます。
一番早いのは式までちゃんと暗記することでしょうが、その式を仕事で使わないなら無理に覚える必要はありません。
大問4 難
(20)ちゃんと勉強していれば解けると思います。私は間違えました。
(21)、(22)サービス問題です。攻略記事にもあるように、計算式不要で正答できます。
(23)本来なら知らないと解けない問題ですが、知らなくても解けます。
ちょっと勉強していれば何かの掛け算または割り算だと推測できます。与えられた数値を適当に乗除すれば正解の数字を発見できます。
大問5 易
典型問題です。これは絶対に得点したいですね。
ちなみに私はこれ以上計算式を覚えたくなかったので、(32)と(33)は不正解。
大問6 易
これも典型問題。
(34)、(35)言葉を意識して覚えていないと難しいかもしれません。
大問7 やや難
(46)初めて見るシステムでしたね。図7-3の2がまだかまだかと待機しているように見えました。
大問8~大問14 総じてやや難
とにかく過去問に比べて文量が多く感じました。また(86)のように英語力を問うような?問題もありました。
大問14は過去問に少し出ていましたが、完全スルーしていた人が多かったのではないでしょうか。落ち着いて読めば正解出来ますが難しかったです。
特に大問1から順番に解いていき、最後にこの大問14に取り掛かった人は時間が無くて読み込めなかった可能性が高い問題でした。
絶対に実践から先に解いた方がよい試験でした。
まとめ
第30回QC検定は過去問と比べて難しかったですね。
傾向を変えてきたため次回の試験がどうなるか予想できませんが、基礎を抑えてパターン化すれば手法問題は得点できます。
実践問題を先に解くことで「ちゃんと読めば分かる」問題をしっかり拾うことも大切です。
頑張ってください!
以上、 QC検定2級の所感、でした。
関連記事