【公開見学】「はやぶさ2」カプセル

こんにちは、まっつんです。

本日は「はやぶさ2」が公開され、早速見学に行ってきた感想をお届けします。

 

「はやぶさ2」とは

 

「はやぶさ2」は202012月に一躍注目を集めましたね。

「はやぶさ2」とは宇宙航空研究開発機構(JAXA)により開発された小惑星探査機です。

地球近傍小惑星の一つである「リュウグウ」へ着陸し、サンプルを持ち帰ってきたことで大きなニュースになっていました。

 

以下は簡単な時系列です(wikipedia参照)。

2014123日、種子島宇宙センターから打ち上げ。

2019222日、小惑星「リュウグウ」に1回目の着陸に成功。

2019711日、「リュウグウ」に2回目の着陸に成功し、サンプル採集開始。

20191113日、地球に帰還するための運用開始。「リュウグウ」からの離脱開始。

2020125日、カプセルの分離に成功。

2020126日、オーストラリアに着地、回収。

 

6年にわたって宇宙からサンプルを回収しています。

計画段階から含めると相当の年月がかけられていると容易に想像できますね。

無事に地球に帰還したことは非常に素晴らしいですね。

しかし研究者にとってはこれからが本番です。持ち帰ったサンプルから様々なデータを読み取ってもらいたいですね。

 

公開期間・場所

 

そんな快挙を成し遂げた「はやぶさ2」のカプセルが2021312に一般に相模原市立博物館で初公開されました。

2021312日~16日、相模原市立博物館

期間は316日までの5日間です。

   

本公開は来場者全員が見学できるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響なのかは定かではありませんが、応募者の中から抽選で選ばれた人(連れを含めて2名)しか見学できません。

 

しかしご安心ください。

まだまだ国内で「はやぶさ2」のカプセルを見る機会はあります。

次回:2021327日~411日、場所は東京・上野の国立科学博物館です。

 

その後も全国で公開されることが検討されているそうです。

気長に待ちましょう。

   

「はやぶさ2」見学へ

相模原市立博物館に到着。

 

近くのマンホールも「はやぶさ2」仕様になっていました。仕事がはやいですね。そしてかわいい。

 

博物館の入り口には初代「はやぶさ」が展示されていました。でかい。

 

10分の1サイズの「はやぶさ2」の模型もありました。

 

普段は普通の博物館として運営しているため、化石やらの展示もされていましたが本日はスルー。

 

いざ「はやぶさ2」カプセルへ…と思いきや、さすがに写真撮影はNGでした。

展示されていたものは以下の5点。

・パラシュート

・背面ヒートシールド

・搭載電子機器部

・インスツルメントモジュール

・前面ヒートシールド

入り口でもらったパンフレットに載っています。

展示物までちょっと距離もあって良く見えなかったのが残念ですが、「なんだかすごそうなもの」感は伝わってきました。

 

サンプルは約5.4g!大量!

 

「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプルは5.4gだそうです。

少ないと思われましたか?

私からすると超大量に持ち帰ったと思います。

実際にJAXAの研究員もサンプル採取目標は0.1gだったようですので、大成功です。

今後何の分析をするのか、どれだけ再現性を見るのか、などによって変わりますが、基本的に分析はごく微量で済む場合がほとんどです。

これだけ多くのサンプルを採取できたからこそできるような分析を是非やっていただきたいですね!

 

筆者が感心した点

サンプル採取後の最大の難関は大気圏突入時だと思っています。

カプセルが大気圏に突入すると、空気が急激に圧縮されるため(たぶん断熱圧縮)超高温にさらされます。

この1万度を超える温度に耐えなければいけません。

「はやぶさ2」ではヒートシールドにアブレータと呼ばれる炭素繊維強化樹脂(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)が使用されています。

樹脂はフェノール樹脂を使用しています。

CFRPは樹脂の力学特性を高めることはもちろんですが、耐熱性も高めることができます。

とはいえさすがに1万度には耐えられません。熱分解してガスを生じてしまいます。

「はやぶさ2」では、この熱分解ガス」を利用しています。

 

要点は以下。

・熱分解による吸熱反応を利用(冷却効果)

・熱分解ガスがカプセルを覆うことで、高温ガスから守る

・さらに熱分解によってできる炭化層によって、より耐熱性が大きくなる

 

以上のことからカプセル内部を高温にさらすことなく、安全にサンプルを持ち帰ることに成功しています。

努力の結晶ですね。

 

まとめ

「はやぶさ2」のカプセル自体は数分間しかみることができませんでしたが、知らないことも多かったので楽しめました。

今後東京で展示が決まっていますし、全国展示の検討もされているので興味があればぜひ見に行ってはいかがでしょうか。

本記事の要点は以下。

・「はやぶさ2」カプセルの展示は今後も全国で開催予定

・採取したサンプル量は約5.4gと大成功

・ヒートシールドの開発が秀逸

 

以上です!