こんにちは、まっつんです。
本日は資格の一つである「バイオインフォマティクス技術者認定試験」を攻略しした実際の勉強方法を紹介します。
バイオインフォマティクス技術者認定試験がなにか知りたい人はこちらの記事をどうぞ!
本記事を書いている人はこんな人です。
・化学系の博士課程を修了
・バイオインフォマティクスとは無関係の仕事
・2020年度の試験に合格
バイオインフォマティクスど素人の私が実際に行った勉強方法について紹介します。
参考書
ある程度の知識があれば過去問を回すだけでも十分試験対策になります。
私は高校生物すら知識がなかったため参考書を最初に読みました。
参考書はこちらの「バイオインフォマティクス入門」を使用。
この本は試験を実施している日本バイオインフォマティクス学会が出版している公認参考書です。
公認なだけあって試験範囲を十分に網羅しています。
参考書は2周しました。
勉強の役に立ったウェブサイトなど
上記の参考書では専門用語の説明はされているものの、ページ数が限られているため分かりにくかったりします。
生命科学分野
生命科学分野は高校生物の範囲です(たぶん)。
今はYoutubeでも勉強できる時代です。すごいですね。
こちらのチャンネルをよく視聴していました。
もちろん高校生物全般が範囲ではないので、参考書に載っている範囲で必要なモノだけ見るようにしましょう。
計算科学分野
計算科学分野は参考書だけ読みました。
しいていえば、昨年(2020年)品質管理検定2級を取得していますが、そのときの統計に関する勉強が役に立ちました。
ガウス分布や確率密度の基本事項で3問くらい問われるので、貴重な得点源です。
バイオインフォマティクス分野
バイオインフォマティクス分野も参考書中心でも大丈夫かもしれませんが、ドットプロット図などのデータ解読について理解するのは難しいかもしれません。
京都大学の阿久津先生のホームページに分かりやすい講義資料があります。
阿久津先生のHP 講義ノート
大学で実際に教えている講義資料をみれるのはとても良いですね。
過去問
バイオインフォマティクス技術者認定試験の過去問は販売されておりません。
歴史が浅いため(とはいえ10年以上)か、受験者が多くないためか、学会HPに解説付きで掲載されているためか…。
というわけで過去問は日本バイオインフォマティクス学会のHPに掲載されています。
ご丁寧に解説まで付いています。
しかしこの解説、とても微妙な出来です。
おそらく問題作成に関わっている先生方によって解説も書かれていると思われますが、解説者によって解説の丁寧さが全然違います。
選択肢の何が間違いで、何が合っているのかを詳細に書いて下さる先生がいる一方で、
「そんなものは説明するまでもない」と言わんばかりの解説が散見されます。
バイオインフォマティクス初学者向けの試験であるにもかかわらず、初学者お断りの解説です。
解説とは到底いえません。
とはいえそんな解説でもないよりは遥かにマシです。
どうしても分からない場合は色々と検索して調べれば出てきます。
専門書は持っていませんので何もおすすめできません。
過去問は過去10年分を2周しましたが、こんなにやらなくても十分対応できます。
また試験範囲がそこまで広くないため試験問題にも傾向があります。
過去に出題された問題と類似、もしくはまったく同じ問題(設問も選択肢も同じ)がよく出題されます。
過去問は絶対に解きましょう。
まとめ
バイオインフォマティクス技術者認定試験で合格までの勉強について述べてきました。
要点は以下。
・学会公認の参考書が優れている
・過去問からの出題があるので、過去問は絶対に解く
・過去問の解説は不親切なところがある
以上です。
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