こんにちは、まっつんです。
バイオインフォマティクス技術者認定試験の試験問題の特徴について解説します。
結論は以下です。
・過去問を解くだけで知識が増える
・過去問最強
バイオインフォマティクス技術者認定試験の過去問は、日本バイオインフォマティクス学会のHPに掲載されています。
受験を考えている人はすぐにダウンロードしましょう。
ちなみに私はこちらの参考書を中心に勉強しました。ご参考まで。
試験問題の特徴

試験問題はすべて四択問題です。
多くの資格試験が四択や五択の選択性試験ですが、バイオインフォマティクス技術者認定試験はその選択肢が少し異なります。
多くの他の選択性試験は複数ある選択肢の中から「正しい記述」を選んで解答します。
しかしバイオインフォマティクス技術者認定試験の場合、「間違った記述」を選ぶ問題が8~9割を占めます。
その結果、過去問の問題を読むだけでその分野の知識が増えていきます。
さらに問題のほとんどが正しいことを述べているため、解説を読む必要がありません。
(もちろん、間違った選択肢のどこが間違っているのかを知るうえで解説は読んでください。)
こちらの記事で学会が出している解説が不十分だと述べました。
解説が不十分という認識は変わりませんが、過去問を解いて勉強するうえで正しい記述ばかりが書かれている試験問題であるため、解説を読まなくても十分なんです。
ただし体系的な理解には向いていません。知識が断片的になりすぎるためです。
さらに「間違った記述」は圧倒的な間違いである場合がほとんど。
間違いだといえなくもない、といったあやふやな間違いではありません。
そのため中途半端な知識しかないとしても、つまり「正しい記述」を読んで正しいかどうかわからないとしても、「間違った記述」を選択することは十分に可能です。
他の選択肢が正しいか分からないけど、この選択肢だけは絶対に間違っている…といった問題が多くあります。
(これは単純に私の知識不足でもあります。)
問題文を落ち着いてしっかり読むことの大切さを教えてくれる試験です。
過去問と同じ(似た)問題が出題

過去問を数年分解いていると、「あっ、これ過去問でやった問題だ」という問題に遭遇します。
1~2問のレベルではなく、5問くらいは問題文も解答選択肢もまったく同じ問題が出題されます。
私が受験した2020年度の試験でも5問程度ありました。
これだけでも過去問を解く価値は十分にあります。
さらに出題範囲が限られていることと、(たぶん)問題にしやすいという理由から、「まったく同じではないが、似た問題」、「問題文は異なるが、聞いている本質は同じ問題」がかなり多いです。
受験者の中ですべての分野に精通している人は少ないでしょう。
すべての分野を専門書で勉強していたら、お金と時間が大量にかかります。
当然ながらバイオインフォマティクス分野で研究される方は満遍なく勉強されるべきでしょうが、とりあえず合格を目標とするなら過去問を解くべきです。
過去問を解いて出題されやすい問題や、問われやすい問題、間違いの記述を組み込みやすい問題を見極めるとよいです。
典型的な問題になると問題文を読んだだけで、「こういう選択肢のあそこの記述が間違っていそうだ」と選択肢を読む前から目星をつけることができます。
そういう典型問題は考えた場所でピンポイントで間違ってきます。
そのくらい過去問を解くことは重要であり、合格に向けて最短ルートになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイオインフォマティクス技術者認定試験の問題の特徴と、過去問の重要性を理解いただけたでしょうか。
要点は以下。
・試験問題は間違い探し
・過去問を読むだけで知識が増える
・試験対策は過去問最強
以上です。
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